お口のニュース!

健口

みなさん、こんにちは!

かずです。

このブログではお口の健康に役立つ情報を発信しています。

いつもは1つのテーマに絞って解説しているのですが、今回は単発でお口に関係するニュースを発信したいと思います。

「へー、そうなんだ。」

くらいに思っていただき少しでもお口の健康に関心を持ってくれたらうれしいです。

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①歯周病予防に歯磨きは1日1回でよい

「1日3回歯を磨きましょう!」

昔からよく言われてきました。

歯周病の原因はお口の中にいる歯周病菌です。

歯周病菌は歯の汚れであるバイオフィルムの中に生息しています。

バイオフィルムは時間がたつと歯石になって歯にこびりつき、取れにくくなってしまいます。

歯周病予防はこのバイオフィルムをしっかりと取り除くことが重要です。

そのためには1日1回しっかりと時間をとって歯を磨くことが重要です。

寝る前が良いでしょう。

就寝中は唾液の分泌量が少なくなるので歯周病のリスクが高くなります。

歯磨きってめんどくさいんだよね・・・

このような方はまず1日1回でよいので歯を磨く習慣をつけましょう!

しかし、虫歯予防は別です。

食後はお口の中が酸性になり歯が溶けやすくなってしまいます。

食後はフッ素入りの歯磨き粉を使い、「ある程度」で磨きましょう。

お口が中性に戻ります。

まずは1日1回しっかりと歯磨き!

食後はフッ素入りの歯磨き粉を使って「ある程度」磨く

歯磨きのやり方についてはこちらの記事を参考にしてください。

②歯周病発見アプリが開発中!

東北大学とNTTドコモの共同開発で歯周病発見アプリが開発中です。

スマホのカメラで歯茎を撮影するとAIが歯周病かどうか教えてくれます。

歯周病発見AIは来年度中の実用化を目指しているようです。

このような簡易的なアプリで気軽に歯周病かどうか調べることができるのはとてもよいですね!

歯周病はほとんどの方がなっている病気です。

自覚症状がある場合はすでに重症化しているケースが多くなります。

このようなアプリによってお口の意識が高まり、歯科医院を受診して歯周病の早期発見、早期治療により歯の喪失を予防できる人が増えるといいですね。

③日本歯科医師会が都内小学校で出前授業

日本歯科医師会が都内小学校で歯の型どりの材料を使った指の型どりの体験学習を交えて歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士の仕事の魅力を伝える出前授業を行いました。

最新技術の口腔内スキャナーやCAD/CAMの紹介も行ったみたいですね。

歯の型どりは粘土のような印象材という材料を使って行っています。

その型を使って歯科技工士が被せ物を作ります。

口腔内スキャナーは光学印象で歯のデータを読み取るので患者さんの負担が少なくなります。

読み込んだデータを CAD/CAM装置が被せ物を自動で削り出します。

歯科技術は日々進歩していますね。

日本のお口に対する意識は外国と比べて低いといわれています。

若いときから歯の大切さについて勉強して「歯の予防をしよう!」という意識が多くの人についてくるとよいですね。

また、僕個人は歯科医療従事者はとてもよいやりがいのある仕事だと思っています。

このような取り組みで自分も将来歯科医師や歯科衛生士になりたい!という子供が増えてくれることを願っています。

④歯の悩み 第一位は歯の着色

オーラルケアの意識調査で歯の悩みの第一位が歯の着色、第二位が食べ物が歯に挟まる、第三位が歯並びという結果があります。

歯の着色に関しては歯科医院で行うプロフェッショナルケアによって簡単に落とすことができます。

着色も放置しすぎると除去するのが大変になるので定期的にケアをするようにしましょう。

加齢などによる歯自体の変色はプロフェッショナルケアでは落とすことができないのでホワイトニングでの対応になります。

歯は加齢とともに移動していきます。

特に歯周病の人はそれが顕著になります。

歯周病が重症化して歯が揺れ始めると歯と歯の間にものが詰まりやすくなります。

「最近ものが詰まるようになったな」という方は早めに歯科医院を受診しましょう。

⑤口腔内細菌が大腸がんの発生に関与している可能性がある

鹿児島大学医歯学総合研究科顎顔面疾患制御学分野の杉浦剛教授の研究チームと、鹿児島大学病院消化器外科、大阪大学微生物病研究所との共同研究によるものです。

この研究で結腸直腸がん患者は健常者よりも、Peptostreptococcus. Stomatis、Streptococcus. Anginosus、Streptococcus. Koreensis、Solobacterium. Moorei の口腔細菌が多く存在することが明らかになりました。

その中でも、Solobacterium. Moorei は、結腸直腸がん初期段階群と進行段階群においても多く存在し、結腸直腸がんの進行にも影響を与える可能性があるということです。

口腔から大腸に細菌が配給されていることが分かったので、今後は唾液検査から大腸がんの発見やリスクがわかるようになるかもしれません。

大腸がんは国内で最も罹患数が多いがんなので歯科からもスクリーニングできるようになればより患者さんの利益につながります。

今、お口の健康が全身の健康に関与しているという研究がたくさんあります。

糖尿病、認知症、早産などです。

このような研究がすすんで多くの人が健康になれるとよいですね。

まとめ

最近のお口のニュースをまとめました。

「歯って大事なんだ!」

「口の健康に興味を持った。」

という人が少しでもいてくれると嬉しいです。

お口の健康改善は意識改革からです。

皆さんも少しでいいので歯について考えてみてくださいね。

今日はこれでおしまいです。

おつかれさまでした!

参考文献

No.143 次世代を担う子どもたちに歯科医師の魅力伝える 歯の型取りの材料で指の型取り体験も 日本歯科医師会が都内小学校で出前授業|プレスリリース|日本歯科医師会 (jda.or.jp)

歯周病対策の歯磨きは1日1回でいい バイオフィルムを破壊|日刊ゲンダイヘルスケア (nikkan-gendai.com)

歯周病発見アプリの精度と課題 東北大とドコモが共同開発【コロナ禍でも注目 最新医療テクノロジー】(日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース

【医歯学総合研究科】世界初!口腔細菌が大腸がんの発生に関与している可能性を発見 | トピックス | 国立大学法人 鹿児島大学~進取の気風にあふれる総合大学~ (kagoshima-u.ac.jp)

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