歯が痛い・・・
虫歯ができたの?
鏡でみたら穴があいていたからそうだと思う。歯医者さんに行くの怖いな・・・
そうですよね、でも虫歯をそのままにしていた方がもっと怖いことになりますよ。
虫歯ってそのままにしてるとどうなるの?
では今日は虫歯の進行についてお話しますね。
歯の構造について
まずは歯の構造について説明します。
上記の図は歯の断面図になります。
歯の頭の部分が歯冠、根っこの部分が歯根といいます。
歯は歯槽骨という骨の中に埋まっています。
歯と骨は直接くっついているわけではなく、歯根膜というクッション材を介在しており、歯根膜は歯根のセメント質と歯槽骨につながっています。
そして、歯槽骨を歯肉が覆っています。
歯茎といわれるところですね。
口を開けて見える歯冠の一番表がエナメル質、その下が象牙質、そしてその中に歯の神経である歯髄があります。
エナメル質の虫歯 C1
初期の虫歯です。C1といいます。
エナメル質にだけ進行した虫歯です。
この時点で痛みがあることはありません。
この段階でしたら十分に口腔ケアを行い、フッ化物や薬で進行を防ぐことができることもあります。(削ることもあります。)
象牙質の虫歯 C2
象牙質にまで進行してしまった虫歯をC2といいます。
食事をしたり冷たい水を飲むと痛むときがあります。
この段階で治療法は、歯を削って詰めるという処置になります。
歯髄にまで達した虫歯 C3
虫歯が進行して神経までいってしまうと
激しい痛みを伴います。
上記のような症状があるときは要注意です。
神経まで虫歯が進行している可能性があります。
治療法は、虫歯を削って、神経もとらなくてはいけません。
治療回数も多くかかってきます。
歯科医院でよく聞く根っこの治療が
この段階から必要になります。
歯冠が崩壊する C4
そのまま放置しておくと虫歯はどんどん進行して歯冠が崩壊します。
神経が死んでしまって、ひどくなると歯が埋まっている骨が溶けていきます。
この時、痛みはあったりなかったりです。
C3の時から痛みが軽減しますがもちろん治ったわけではありません。
歯冠が残っていれば死んでしまった神経を除去して歯を残すことができますが
ひどいときは歯を抜かなくてはなりません。
まとめ
虫歯を放置しておくとこんなことになちゃうんだね
ちゃんと歯医者さんに行かないと!
痛みが出る前に治療することがベストですが、治療開始時期は早いほうがよいので怖がらずにまずは歯科医院に相談しましょう。
虫歯の治療についてはこちらの記事を参考にしてください。
虫歯を放置した先にあるのは歯の崩壊、そして喪失です。
歯はなくなると再生することはありません。
歯がなくなると食事がしづらいだけでなく色々な問題が起こってきます。
そうなる前に虫歯はしっかり治療しましょう。
本当は虫歯にならない方がベストですけどね。
歯のケアはしっかりと行いましょう!
今日はこれでおしまいです。
お疲れさまでした!
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