年齢別、フッ素入り歯磨き粉の使い方

虫歯

皆さん、歯磨きしていますか?

虫歯、歯周病を予防するためには色々な方法がありますが、「歯磨き」はその中でもとても重要なポジションにいます。

歯磨きするときに歯磨き粉をつける人が多いと思いますが、どれくらいの量を使用するのが良いのか知っていますか?

虫歯予防のためにはフッ素入りの歯磨き粉を使う必要があります。

しかし、正しい量で使用しないと効果が出にくくなってしまいます。

今日は年齢別にフッ素入り歯磨き粉の正しい使い方について解説します。

スポンサーリンク

フッ素って何?

簡単にフッ素について説明します。

フッ素は自然界の動物や植物、食べ物や海の中にも存在する元素です。

実はフッ素は元素名で水や食品に含まれているものをフッ化物と言います。

そのため、正確には歯磨き粉の中に含まれているのはフッ化物なのですが、多くの人はフッ素の方が馴染みがあると思うのでここではフッ素と言わせていただきます。

フッ素がお口の中にあると歯の再石灰化を促進して、歯を強くしてくれます。

歯予防国として有名なスウェーデンも虫歯予防にフッ素を推奨しています。

詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

歯磨き粉の適切な量

フッ素の濃度、量は年齢によって異なります。

下の図を参考にしてください。

歯が生え始めたらガーゼやコットンを使って口腔ケアの練習をしましょう。

歯ブラシも少しずつ慣らしていき上記の量でフッ素入り歯磨き粉を使用してください。

うがいができるまではガーゼで余分な歯磨き粉を拭き取りましょう。

うがいは少量の水で1回のみで大丈夫です。

就寝前は必ず磨くようにして1日2回磨きましょう。

6歳以降は歯ブラシ全体の約2㎝ほど歯磨き粉を出して磨きます。

この時注意したいのは、歯磨き粉が多いと口の中が泡立ち爽快感が出ることで、磨いた気になることがあることです。

汚れが残ってはいけません。

そのため、ベストな磨き方は歯磨き粉なしで磨いて、しっかり汚れを落とした後にフッ素入りの歯磨き粉をつけて軽く磨く方法です。

汚れが残ってしまうと歯周病のリスクが高くなるため、正しい歯磨きで汚れを落としましょう。

正しい歯磨きのやり方はこの記事を参考にしてください。

おすすめ歯磨き粉

6歳〜成人、高齢者 フッ素濃度1450ppm

歯が生えてから5歳まで フッ素濃度950ppm

6歳以下のお子さんはフッ素濃度1000ppm以下の歯磨き粉を使用しましょう。

チェックアップのジェルタイプがおすすめです。

歯磨き粉にはジェルタイプとペーストタイプがありますが、ジェルタイプの方が歯の隅々に行き渡ります。

矯正中の方や虫歯のリスクが高いお子さんにおすすめです。

6歳を過ぎたらフッ素濃度1450ppmの歯磨き粉を使用しましょう。

まとめ

虫歯予防にフッ素はとても重要です。

歯磨き粉に入っている低濃度のフッ素を毎日使い、定期的に歯科検診に行き、高濃度のフッ素を塗るのが良いでしょう。

虫歯は一度なると削って詰めるしか治療方法がありません。

削った歯は二度と戻ってこないので、何回も削ると歯は無くなってしまいます。

歯がなくなると食事がしづらくなり、全身の健康にも関係してきます。

しっかりと虫歯予防を行い、ずっと自分の歯でいれるようにしましょう!

今日はこれでおしまいです。

お疲れ様でした!

参考文献

4学会合同のフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法

コメント

タイトルとURLをコピーしました